「特定行政書士法定研修」に合格しました。

2021/11/18

ブログ

千葉県の野田市の行政書士事務所　寿々です。

ブログ「6月18日　「特定行政書士」の研修申込みをしました。」

ブログ「10月17日　「特定行政書士 考査試験」を受験してきました。」

の続きです。

昨日、特定行政書士法定研修の考察試験の合格発表がありました。

ほとんど自信が持てないままでの発表でしたので、合格できたのが信じられませんでした。

何度も受験番号と突き合わせて確認してしまいました（笑）

合格率は約68％との事です。

「例年通り」といった合格率なのですが、かなり難しかったので、もう少し下がるようなきがしてたんですがね…。

そもそも「特定行政書士」って？？と思われる方が多いと思うので、簡単に特定行政書士になると「どんな事ができるのか？」を説明します。

特定行政書士とは。

行政庁の許認可等に対して「不服申立て手続の代理」ができるようになります。

今のところ「行政書士が作成した申請のみ」という限定された場面に限られています。つまり、一般の方が作成した申請書に関しての不服申し立てはできません。

今度はこのような条件は撤廃される可能性もあると考えています。

不服申立て手続きとは。

不服申立てとは、行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為に関して、不服のある者が行政機関に対し不服を申し立て、その違法・不当を審査させ、その是正や排除を請求する手続の事です。

たとえば、建設業の許可の申請を官公署に提出したところ、不許可とされてしまった場合に、その行政庁に対し不許可処分の見直しを請求するといったものです。

不服申立てには3種類あります。

①審査請求

②関連している法律に再調査の請求ができると規定されている場合

③関連している法律に再審査請求ができると規定されている場合

一般的には「審査請求」が多い。

以前は不服申し立ては「弁護士にしかできない業務」だったのですが、平成26年に行政書士法が改正されて、特定の研修を受けて試験に合格した行政書士（特定行政書士）に限り不服申立ての代理ができるようになりました。

今回の考察試験に合格して特定行政書士に認定されると、行政書士証標に「特定行政書士」が記載されるようになります。

また、行政書士証票の色が変わります。

行政書士会では行政書士徽章を従来の行政書士徽章より「ひと回り大きい徽章」の作成・販売を考えているようです。

（ちょっと欲しいかも…と思ってます）

不服審査請求をする場面はあまり多くはないと思うのですが、万一お客様からのご要望で不服審査請求代理のご依頼があっても対応できるようにしておきたい事と、自分自身の知識向上のためと思い取得しました。

無事に結果が残せて良かったです。

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